そしておしゃれに興味を持った
痩せることに成功した私は、様々なことに挑戦してみようという気になった。
あくまで挑戦
なのだ。
おしゃれに全く興味がないわけではなかったのだが、「おしゃれに全く興味がないわけではない」と言う、その立ち位置こそが実は一番厄介なのである。
ダイエットにおいても、一番の敵は
場当たり的な持論
であった。
人は便利に言葉を使い、都合のいい意見に流されがちである。
それ故に、一度ダイエットに少なからず成功した人程
「また自分の力で痩せられる」
という思考から、都合のいい持論に流れがちなのである。
場当たり的な持論は
「何もしないで良い」
という免罪符を与えがちだ。
それはジャンルが変わっても同じ事で、寧ろ場合によっては強化されることもある。
私くらいの歳(アラフォー)になると、ある程度積み重ねてきたおしゃれ感のようなものもあり、新しい情報を素直に受け入れ辛い部分がどうしてもあるのだ。それは致し方のないことであろう。
しかし、今の自分は決してかっこいい訳ではないのだ。
寧ろ変わりたいと願ったデブの歴史(ブログタイトル)なのだ。
なので、痩せたことをきっかけに、おしゃれに
挑戦
する事に決めたのだ。
0からのスタートである。
しかし、ここで問題が一つ起こる。
それは、何をしたらいいかわからないということだ。
根本的な問題である。
ダイエットの際は、プロに任せるという思考に至ったが、おしゃれになる為にはどうしたらいいか?
おしゃれのプロに任せるのか?というかそもそもおしゃれのプロってなんだ?
わからないと言う事が十分すぎるほどにわかった。
わからないのだから検索しよう。
そして検索した結果
とりあえずは髪型と眉毛をどうにかしたら良いらしい
という結論に辿り着いた。
この結論に辿り着き、もう一つ悩みどころが出来でしまった。
髪型は美容院でどうにかしてもらうとして
眉毛をどうにかしたことが今までなかったし、どこでどうすればいいのか?とにかく眉毛に関して何も知らなかったのだ。
私は絶望的に眉毛の高さが左右で異なり、垂れていた。
自分でいじろうとして、ゴールが見えなくなり眉毛を全部剃ったこともあるが、結局またずれてはえてくる。
髪型のプロは美容師さんとして、眉毛のプロも美容師さんなのか?
と思い「眉毛 プロ」と検索したら
眉毛サロンなるものが出てきた。
これだ
これしかない
私は緊張しながら、美容室と眉毛サロンの予約を同日に入れた。
おしゃれ男の階段を一歩だけ登った気になった。
この後、私は眉毛サロンに通い始めたことで劇的に変化を遂げ始めるのだが、それはまた今度。