そしておしゃれの世界へ踏み出した
まずは髪型・美容室
髪型に関しては、兎に角清潔感のある感じをまず目指した。
というか、そうするといいとネットに書いてあった。
私は髪の毛を結構な長さまで伸ばしていたことがある。
当時は、周りがなんと言おうと
浅野忠信みたいな雰囲気のある男がかっこいい
と思っていた為、周りに流されている人間よりもそこそこおしゃれ
と自己評価していた。
しかし当然ながら、私は浅野忠信さんのような雰囲気は持っていないし、そもそも
何も考えずに伸ばしっぱなしなだけで、そこにおしゃれは存在していなかった
一旦は自分の考えを改め、周囲の評価も気にしながら考えてみよう。
そして、個性はその後ゆっくり見つけていくこととしよう。
と言うことで、髪型はこの頃から定まりはしないものの、先述した通り
ある程度清潔感がある
というコンセプトを軸に右往左往して行く事となる。
爽やかさが増して、ボラギノールのCMみたいになった。
そして眉毛サロン
そして問題の眉毛サロン。
電話予約の時点でめちゃくちゃ緊張した。
男が眉毛サロンって・・・。
みたいな感じないかね?とか思っていたもんでなおさら。
予約を入れる際に
「男なんですけど大丈夫ですか?」
と聞いたら
「勿論です」
と返ってきて安心した。
若干恥ずかしいと思っていた私にとって、この「勿論」という言葉は、「恥ずかしい事は何もない」と背中を押してくれたような、絶大な効果を持っていた。
そして当日緊張しながら店へと向かう。
担当してくれた店長さんは、気さくな女性で、眉毛をどうしたいのか具体的に聞き取り、そして今後どういった風にしていくのかを説明してくれた。
そして眉毛を整え(ワックスを使用して抜いていく)、ノーズワックス(ワックスで鼻毛を抜く)も行う。
やはり顔に点在する毛が処理・整理される事で、清潔感が飛躍的にアップする。
やはりここでもテーマは清潔感だ。
定期的に行っていく事が、眉毛の形を安定させる上で重要なので次回予約をとって終了する。
この後、およそ2年程に渡り月2回眉毛サロンに通い、月に1度まつ毛パーマをかける事になって行くのであるが、定期的にメンテナンスをすることもさながら
2週間に1度
自分の顔を真剣に見つめてくれる人がいる
(専門的な見地から)
という事がとても大事だとわかる。
この頃から、店長さんが、私の美の師匠のような存在になり、カッコよくなる為に何をするべきか相談する相手となる。
そして、次回のメンテナンス時にもまた、今後の私のおしゃれ人生に多大な影響を与える人物を知る事になるのだが、それはまた別の機会に。